Life Style Concierge の プライベート版
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ルーベンス ディアナ 縮小版
記事「ルーベンス ディアナ」の縮小版です。あわせてご覧ください。


 ルーベンスのヴィーナス 過去記事から
「ケレスとバッコスがいないとヴィーナスは凍えてしまう」

過去記事「愛と美の女神アプロディーテー ヴィーナスの誕生」に引用したルーベンスです。

Venus Amor Bacchus und Ceres Schloss Wilhelmshöhe in Kassel

ケレスとバッコスがいないとヴィーナスは凍えてしまう
1612-15 カッセル州立美術館


凍えるヴィーナス(ケレスとバッコスがいないとヴィーナスは凍えてしまう)にはウィーン美術アカデミー個人所蔵の作品があります。

ヴィーナス(ウェヌス)には、サンドロ・ボッティチェッリが描いた「ヴィーナスの誕生」のように、ウラノスから誕生したと伝えているヘシオドスの「神統記」から描かれたものや、アフロディーテ、ヴィーナス(ウェヌス)の絵画形式がいくつかありますね。

Venus frigida

凍えるヴィーナス 1615年 アントウェルペン(アントワープ)王立美術館


ルーベンスの引用は、その絵画形式のなかでも「ケレスとバッコス、ヴィーナスの三位一体」の形式でご紹介しました。くわしい絵画形式、作品の寓意については過去記事「愛と美の女神アプロディーテー ヴィーナスの誕生」からご覧ください。「ヴィーナスの饗宴」では、4月の寓意 オウィディウス「祭暦」 から 描かれているのではとあります。

余談ですが、このアントウェルペン王立美術館所蔵の「凍えるヴィーナス」の座り方、アルテ・ピナコテーク所蔵の「スザンナと長老たち」(1636-39)を思い出してしまいます。そしてレンブラントの「スザンナと長老たち」(ベルリン国立美術館)です。wannkoさん、ケレスを記事にしていました。「女神ケレス」はルーベンスとスナイデルスのコラボです。


ルーベンス・ヌード ディドの死
ウェルギリウス「アエネイス 第4歌」

The Death of Dido about 1640 J.Peter Paul Rubens  Paul Getty Trust

ルーベンス ディドの死 1640年頃 ゲッティ美術館


痛ましい王女ディドの自害の場面。自害に至るアエネイアスとの悲恋はパリスの審判がきっかけです。

記事 アエネーイスから アイネイアースと母ヴィーナス
記事 パリスの審判 三女神黄金の林檎を争うこと

初期の作品「楽園のアダムとイヴ」はとっても瑞々しい肉体美でしたのに。ルーベンスが死ぬまで手放さなかった「三美神」のルーベンス・ヌード。「ディドの死」では「三美神」ほどではありませんが、ルーヴル美術館のほうのディドの乳房は・・・。

The Death of Dido 1635-38 Musee du Louvre

Detail  Full size image→Detail Click Here
ルーベンス ディドの死 1635-38 ルーヴル美術館


記事 「ルーベンスの三美神」 こちらの記事にヤン・ブリューゲル(父) との共同制作による「三美神」をはじめ、3枚のルーベンスの「三美神」をごらんいただけます。「ディドの死」が所蔵されているルーヴル美術館のルーベンス記事もあわせてどうぞ。

ほとんどの記事に「ルーベンス・ヌード(ルーベンス体型)」が綴られていますが、とってもコミカルに描かれているのは、「樽にまたがるバッカス」でしょうか。この作品もウフィツィ美術館とエルミタージュ美術館にあるようなので、どちらかが模写なのかもしれませんね。

どのようなことがきっかけで、ルーベンスの肉体表現が変化したのでしょうか。女性への価値観も変わったのかもしれません。


 ルーベンス ディアナ  Rubens's Diana

Peter Paul Rubens and Frans Snyders (the animals and fruit). Diana Returning from the Chase. 1616-17,(Diana Returning from Hunt)  Staatliche Kunstsammlungen Dresden (Die Gemäldegalerie Alte Meister der Staatlichen Kunstsammlungen Dresden )

Detail
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こちらはルーベンスとフランス・スナイデルス(スネイデルス)の制作による1616年頃の作品で、「ディアナの狩猟からの帰還(追撃からのディアナの帰還)」はドレスデン美術館(アルテ・マイスター絵画館)に所蔵されています。全体像はクリックしてご覧ください。

左にはバッカスやサテュロスが描かれています。花や籠の果物をスネイデルスが描いたそうです。ベオグラード・ナショナル・ギャラリーにあるルーベンスのもう一枚。「ディアナの追撃で捕らえたパン」というタイトルにもなっています。

national museum belgrade Diana Presentig the Catch to Pan

Detail 
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この作品は、ルーベンスの名前しかありませんでしたが、獲物をもつニンフの顔が、ドレスデン美術館の女性の描き方と違います。この作品は模写もあり、その1枚はサザビーズに競売(Diana's Return From the Hunt by studio of Sir Peter Paul Rubens)にかけられていたようです。

クリスティーズで話題になったルーベンスは、元ダイアナ妃の出身スペンサー家の調度品の競売。昨年「司令官の肖像画」が落札されていま、真作か贋作かの調査中。

リヒテンシュタイン美術館には、「ディアナの狩猟」(1628)が所蔵されています。(リヒテンシュタイン美術館の記事から、ルーベンスの連作「執政官デキウス・ムスの死と勝利」も見れます。リヒテンシュタイン美術館のルーベンスといったらコレですね。)

Diana and Calisto 1638-40 Museo Nacional del Prado


「ディアナとカリスト」(1638-40) プラド美術館


英国のロイヤル・コレクションには「ディアナ?とニンフを覗くサテュロス」(1616)は、ルーベンス(Rubens)とフランス・スナイデルス(スネイデルス) Frans Snydersの共同制作の作品があります。

次はティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)の描いた作品の模写。

Diana and Callisto by Titian (Tiziano Vecellio)-National Gallery of Scotland,Diana and Callisto, by Peter Paul Rubens, after Titian(Private Collection)

 「Diana and Callisto」(Detail) Full size image→Detail Click Here


右がルーベンスのティツィアーノの模写「ディアナとカリスト」(個人所蔵)で、左がスコットランド・ナショナル・ギャラリー所蔵のティツィアーノ「ディアナとカリスト」(1556)です。どちらも嫌いですぅ。



ルーベンス記事 各作品記事に多数リンクしています。
XAI ルーベンス リヒテンシュタイン美術館 ローマの執政官デキウス・ムスの死と勝利


 
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ルネ・マグリット

La femme au miroir-1941

鏡の女? 1941年 個人所蔵?

記事「ルネ・マグリット 危険な関係 夜会服」からこちらの記事に移行した作品画像です。タイトルがはっきりしなくて申し訳ありません。
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