Life Style Concierge の プライベート版
こちらはプライベートな記事を中心にしています。
私の憂いの出来事も皆様には幸運のきっかけに。
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天の川 
矢野のおじさまへ

とてもモダンで品のあるお顔立ち。お若い頃から多くの女性になで愛されていたと聞いてますよ。大好きな海での思いがけない一瞬が、あの東北地方太平洋沖地震の前日のこと。

犠牲になられた方々や行方不明の方々を、 「まだ来るのは早いですよ。」といって、この世に送り返してくれるような矢野のおじさまのご性分。

どうぞ、まだ身体がしっかり残っている方々の魂をこの世に戻してくださいな。

79歳と聞いて、まだお若いと感じたのは、楓が中高年に差し掛かったからなんでしょうね。しじみをいつもキレイに洗って、砂だししたものを送ってくれました。

主人達がもしかすると遊びに来るかもしれないと、海へ出かけて「どのあたりがよいか」と見ていたところ、思いがけない一瞬。一命を取りとめたのは最後の強運。それでも15日には永眠することをお選びになったのでしょうか。

驚きました。

主人をはじめ、友人のalei や sai を我が子のように可愛がってくれていましたね。そして私のことまでを、一番嬉しい表現で褒めてくださった。

矢野のおじさまは、もう三途の川を渡ったのでしょうか?私の母は3年前に渡り、もしも私の母にあの世で会ったなら、文学や絵画のことから銀器や食器のお話など、和やかにお話することができると思います。

時々、天の川が三途の川なのかなと思います。矢野のおじさまも、天の川に行かれたのでしょう。

河南府試十二月樂詞·七月(李賀唐詩)

星依雲渚冷 露滴盤中圓
好花生木末 衰濬ザ園
夜天如玉砌 池葉極青錢
僅厭舞衫薄 稍知花簟寒
曉風何拂拂 北斗光闌干

天の川の波打つ渚を 星がくるくると廻り 冷たい輝きを放つ
天から沸く甘露を 承露盤に集めた 玉の滴
芙蓉の枝に 花は美しく咲き始めた頃
瀝の花は朽ち果てていくのを愁えていた
夜空は玉石を敷き詰めたように厳かに輝いている
青銭の如き蓮の花は いよいよ大きくなる
舞の単衣の袖は そろそろ時季が移り去り
花むしろも 日に日に冷たく感じられる
明け方の風は 音をたて吹きすさぶ
北斗星は 斜めに傾きながら きらめき輝いている
(楓の意訳)

李白は天才、白楽天は人才、そして李賀は鬼才。その鬼才の李賀の「河南府試十二月樂詞·七月」です。

承露盤は不老不死のために備えられたもので、武帝の時代です。武帝の不老不死の幻想を、武帝の宮中の庭に咲く花を譬えてを李賀は詠んでいます。

いま三月。三月の星は・・・。

北斗闌干南斗斜
北斗星はきらめき輝き、南斗星は斜めに傾きながら光っている。

明け方ではなく、これから寝屋に入る頃の春の夜空。

本当なら寒さが緩んだ頃の漢詩を選ぶ時期ですが、冷え切った矢野のおじさま、そして東北地方太平洋沖地震の被災地でも寒さが伝えられていました。

ふと李賀の「河南府試十二月樂詞·七月」を思い出したわけなのです。皆様のご冥福をお祈りしています。
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