スポンサーサイト
2014.11.05 Wednesday
一定期間更新がないため広告を表示しています
/ / - / - / - /
この作品のタイトルにある「黄色人種の王女」は皆様も知ってのとおり、カミーユ・サン=サーンスが作曲したルイ・ガレのオペラと同じです。
オペラの方は、浮世絵に夢中になる芸術家に恋する少女の「浮世絵」への嫉妬の物語で、ジャポニズム。
ロジェ・ブゾンブはアフリカのドラムと黄色人の王女を組み合わせて異国情緒を印象つけています。ロジェ・ブゾンブは、モロッコに旅をして、アフリカのエキゾチシズムな作品を多数制作しています。
モロッコ先住民のベルベルの伝統様式や生活様式を描いた作品は、アフリカの密林や熱帯魚、民族衣装を魅惑的に描いたり、抽象的に描いたり、マティスのフォーヴィスム(野獣派)、モーリス・ドニのナビ派のように色彩賛美の作品が多く、絵本や文学の挿画にも見えます。
タペストリーにも多く使用されているロジェ・ブゾンブの画は、彼の作品にあるユネスコやバリー(Bally)などの現代的なポスターとは一味違いますね。
ロジェ・ブゾンブに関しては、こちら。
作品リンク記事 XAI 「ロジェ・ブゾンブ ハーレム」から