Life Style Concierge の プライベート版
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気になる存在
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レオス・カラックス


レオス・カラックス、今年の11月22日で54歳になる。さそり座生まれの映画監督。よくある誰かと似ている。それが私の担当医にそっくりなこと。先生は11月14日で○○歳になる。髪もカラックスのように白く、同じように眼鏡をかけて、でも少年のように初々しく、純真な青年。

時々自分の息子と比べてみているのは、同じような表情をみせることにドキン。先生はいつも楽しく仕事をしていて、息子は苦しそうで、その違いがずっと心に疼いている。

9月8日に予約して久しぶりに先生にお会いしたら高校球児のように髪を切ってしまっていました。昨年の重陽の日にはじめて診察してもらってから丸1年が過ぎ、先生のこともいろいろわかるようになりました。

煙草はウインストン・XS・ワン・100sを愛飲していること。ビールが好きなこと。愛車は赤い車で青い服をよく着ていること。そしてとても繊細であること。山登りが趣味でストレスも解消しているようです。

ある日、私にそのストレスを上手に解消するようにと、先生がお話してくれたのですが、「僕だって山に登らないとどうにもならないことがある。」とつぶやくように言ったその一言がずっと私の胸の中をリピートしているのです。

いつからか自分の息子と重ねてしまって、そのときに言葉をかけてあげられなかったことを悔やんでいます。

 
レオス・カラックス


先生は、いつも私を励ます方です。ですから一患者の私が立ち入ってはいけない先生のプライベートな心に、時々切なくなります。息子が上手に社会で世渡りできずにウズウズしている顔を見ていたので、どうしても同じナイーブなハートに敏感になるのです。

息子うお座のB型。先生はさそり座なので、同じ水の星座同士。

先生の出身は日本の南。ご家族は南の地に住んでいて、一人で学生時代から北の大地で暮らしている。

お母様、ご立派ですね。こんながんばる男の子を育てて。私は母親失格です。息子は周囲の家族に愛され育てられ、そして心は私からすっかり離れてしまった。

レオス・カラックス。フランス映画界で「恐るべき子供たち」と、ジャン・コクトーのタイトルのような評価を受け、ジャン=リュック・ゴダールの再来とまで評されています。

先生も恐れられている気がするのです。先輩の医師や教授たちに。だから妬まれないように気をつけてほしいのですね。

 
若かりし頃のレオス・カラックス

先生、若い頃の従兄にそっくりなレオス・カラックス


若い頃のレオス・カラックス。そっくりです。この写真を見て思ったのは、先生は時々曇りのご様子のことがある。まるで息子と重なるのと同じなのですが、その憂い顔が私と同い年の大好きな従兄ヒデミにそっくりなのです。ヒデミは若い頃から憂い顔を影、表向きは明るい笑顔でした。

ところがいつだったか駐車場で車中の先生と偶然会ったときに、自信にあふれ、野心満々の威厳のある先生に驚きました。

そうだそうだ、私はいつも甘えているじゃない、先生に。私は患者というより生徒のように従順になるんですね。「先生」と「生徒」の信頼関係。

先生は好き嫌いがはっきりしている。愛着あるものには長く愛用し、そして好みもめったに変わらないと私は思っています。そして先生は「瞳」でコミュニケーションをとる。決して「言葉」でなない。だから「言葉」を待つ私は、先生と同じように「瞳」や「表情」でコミュニケーションを感じていかなければならないのです。そこのところ息子と同じ。

反面、わかりやすく面白い表現で伝えてくる。心を決めたら成功を目指す「水の星座」の男の子。そこが息子と違うところ。

間違っても「本当の自分」は探さないでほしいのです。私たちには「本当の自分」というものがあるはずがない。そのときそのとき全てが「自分」なんですから。
 
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北斎の西行物語 世阿弥の江口

saigyo

葛飾北斎 西行と遊女江口


物語から世阿弥は能「江口」を書きました。西行に返歌し 舟遊びをしながら理を述べる遊女江口。いつしかその舟が白像にかわり遊女江口の霊は普賢菩薩となって昇天します。

「世の中を厭うまでこそかたからめ仮の宿りを惜しむ君かな」
「世を厭う人とし聞けば仮の宿に心とむなと思うばかりぞ」

http://kafkadie.blog.shinobi.jp/ からの移行記事です。

世を厭う人とし聞けば仮の宿に心とむなと思うばかりぞ

西行物語では天王寺に参拝する途中の物語です。遊女に宿を断られる場面。
「女の宿に出家の者を泊める道理はございません。一時の宿に執着なさいますな。」 

宿の例えのほか、一時の執着は人生に何度もあるようですが、一生の執着ほど怖いものはありませんね。

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